京都鈴虫寺参詣オフ一日目

2000/9/15  参加者:15人



序章気功好きのおじさんが、鈴虫寺へ行こうと思い立った。
身近に実際お地蔵さん(草鞋を履いているのが特徴)がやってきてお願いが叶った体験者が二人もいたせいだが、二人も叶ってるんだから自分も叶うだろうと単純に考えたみたいだ。 一人で行くのもいいが怪しい面々を連れて行ったほうがさらに面白くなりそうだとニフティのとあるパティオで参加者を募集した。 おじさんは、自分が一番怪しいかもしれないという自覚が無意識にあるようで、何とか自分より怪しい人間を仲間に入れたくてしょうがない。 執拗に京都のpさんを誘う。このpさん、気脈とか結界に敏感で手が勝手に動き出す性質なんだが、これって特異体質なんだろうか? 過去に数々の逸話を持つ猛者である・・・が、こういう人をもってこなければ怪しさNO.1になってしまう気楽士さんなのであった。 あ、名前出しちゃった。

序章2ニフティ内に、あたると評判のおみくじ会議室がある。 おじさんはそこで今回のオフのおみくじをひいた。 が、四日経って当日の朝になるまで結果がアップされない・・・これはひょっとするととてもやばいのかもと不安になる気楽士さん。 しかし、当日朝アップされたおみくじははしゃぎすぎて、ずぶぬれにならないように。というものだった。 はしゃぎすぎるのはいつものことだから要は濡れないようにするか濡れてもいいようにすればいいんだなと考えた気楽士さんは、傘の用意と着替え一そろえを準備して安心した。

京都駅で傘も持ってる、もしかして池に落ちてもいいように着替えも一揃え持ってきたと自慢してたのに、なぜか貸しロッカーにすべて入れて、るんるん気分で出発してしまった気楽士さん。 つられて傘の入ったバッグを預けてしまったのはなぜだったんだろう。 完璧に失念してた気楽士さんとわたし。

途中でも、こんなにいい天気なんだし雨なんて降るわけないよね、するとやっぱり誰か池に落ちるんだろうねと他人事のように楽しみにしてる手ぶらの気楽士さん。 確かにお日様照ってましたが・・・・、鈴虫寺に向かうバスの中で龍雲らしきものが見えてたのは気のせいか・・・
向かってる方向には分厚い雨雲があるんだけど。(^_^;)

鈴虫寺で順番待ちの行列に並んでるといろんなものが落ちてきた。 参道の階段の途中で、突然「いてっ」と叫んで、後ろや上を見回すこしばさん。 なんか見えないものが落ちてきたらしい。 しかも足元に転がってるし。。。 感じる数人が地面の一箇所に手をかざしてるんだから怪しいです。 そのうちみえない剣で斬り始めるサーバスもいるし。 そうこうしてるうちに、とうとう雨も落ちてきた。 ぎりぎりどしゃ降りの前に本堂内に滑り込み。 中で住職さんのお話聞いてる最中、ひざの前になにやら熱いものが近づいてきた。 なんだろうと手で受けてみると乗ってきた。 目の前に座ってた気楽士さんに、「これなんだろう?」って、確かめてもらうと、「熱い。なんかいる。」そうだ。 やっぱり何かいるらしい。 結局一日中おなかにくっついていたがいったいなんだったんだろう? 子供の雰囲気があったから勝手に子地蔵さんと呼んでおくことにした。

お話の間、外はどしゃ降り。 やっぱりおみくじがあたったとか、なんでかうれしそうな気楽士さん。 外に出て雨は小降りになってきたので早くお地蔵さんにお願い事しなくちゃと気がはやる一同。という時に、縁側に座ってる人なんてチェックできないよう・・・わかい女性しか記憶にない。(注:幻海師範の陽神が現地参加する予定だったのだが、目印はわかりにくいは、人相は別人じゃ、わかれっつうほうが無理です。)

無事お願い事をすませた集団は、すぐそばの神社に行ってこわもてをつれて来なければならない気楽士さんを先頭に月読神社へ。 あと数十メートルに近づいた時、突然「うわっ〜」と叫んでよろめいて道端の工事用の柵に突進していったのはこしばさん。 しかし一行のほとんどが平然と、普通のことだよねという感じで見てるのがとっても不思議。

いやあ、ここは最高!きもちいいっす。 雨もすっかり止んで、やっぱり歓迎されてるんだよねとはしゃぐ気楽士さん。 内部の気は力強く活力が漲っているようでした。(参拝する面々。) 月延石という安産石もあるんですが、ここ、石そのものではなくて手前の地面からパワーが立ち上っていました。 なんでずれたんだろうって感じ。 境内を出た後、「なんか境内の中が霧か靄で煙ってますね。」とこしばさん。 しかしみんな振り返ってみるが、誰も煙ってるようには見えない。。。しきりにめがねを拭いては何度も何度も見直して、やっぱり煙ってると言うこしばさん。  みんなとは違うとこに行ってたのかもしれないねえ。 

月読神社を出て、次は松尾大社。 先頭の気楽士さん、普通鳥居の前で拍手打つ人なんていないのにめいっぱい打った瞬間、雨が激しく降り始める(-_-) みんな急いで境内に入ろうとしたとき、なにを思ったのか一目散に狛犬に走りよっておっは〜する気楽士さん。 な、なにもの。 ほ〜ら、雨が一気に倍の激しさになるじゃないのさ。

このとき狛犬の下の方がぴかっと光ったとの複数証言あり。 その前後で狛犬の雰囲気ががらっと変わったのも印象的だった。 大魔人の変身みたいな・・・

傘を持ってる人が二三人しかいないのでとりあえずすぐそばの喫茶店に避難。 雨はどしゃ降りのまま止む気配もないのでタクシーを呼んで帰ることに。 いや、せっかくここまできたんだしなんとか参拝だけでもという三人が、お店の傘を借りて突入決行。

が、鳥居の前に行って呆然。

じ・地面が見えない。  海。 海。  しかもまいてるし・・・(^_^;) ここまで拒むか。 しかしなんとかしようと周囲をみまわすと石垣越えればなんとかなりそうってんですべりそうなのを注意しながらなんとか境内へ入るが、いたるとこ川になっててなかなか本殿にいけない。 やっとついたら工事中でなかば隠されてる。 ここには三体の御神像があるはずだからそれも拝まなければということで矢印の方向に進もうとするとまたもや海、海、海。。。足をずぶぬれにし、社務所の床に足跡を残しつつもなんとか参拝にと行った先で神主さんの一言「もう拝観時間は終わりました。」・・・・

つうことで、完璧に松尾大社に怒られた気楽士さん一行でした。 本人はバスの中でちらっと見たときなんかいやな予感がしたとか言ってましたが後の祭りです。

二日目。

2000/9/16  参加者12人(昨日のメンバー−5+2)

   
明け方5時ごろまで議論する人もいて朝なかなか起きない人達、約数人。 今日の待ち合わせは10時、京都駅。 しかし、そこにやってくる予定の人は一人で、残りはすべてここにいる・・・と、どうなるかは一目瞭然のち・こ・く。(^^;) 結局一時間遅れで京都駅に集合完了。途中の電車の中では怪しさ爆裂の気楽士さんと隣で必死に他人の振りする俄丸さんの姿が印象的だった。

みんな揃ったし、さあ出発というときに、やっぱり荷物は預けようとなったんだけど、ここは昨日の経験から、傘は持っていこうという人がいる反面、昨日でおみくじは当たったんだからもう今日は大丈夫とあくまで楽観的にすべて預けてる気楽士さん。 つられてやっぱりすべて預けてしまったが。。。空は晴れてるし、ま、大丈夫だろうと思ったのは罠だったの?

最初に目指すは上賀茂神社。 地下鉄で北山まで行き、そこからタクシー。 一の鳥居をくぐったとたん気持ちのいい気に包まれる。 評判どおりいいとこだ。 ここならぜったいpさんが踊りだすといって楽しみに鳥居をくぐるが変化のないpさんをみてとても残念そうな気楽士さん。 立砂の横を過ぎたところ、左手の小さな橋に結界の境界線があり、ここを過ぎたとたんがらりと気の質が変化しておもしろい。 本殿前で結婚式の記念撮影をやってて、けっこう待たされた。 背景を通ろうとする人がいるとその都度写真屋のおばちゃんが飛んできて追い払う・・・

参拝を済ませ、楼門を出たところで妙に門に向かって右側の小道が気にかかる。 みんなはもう帰りかけてるが、そっちの奥が呼んでるようなので行ってみると、伊勢神宮遥拝所と書かれた場所に出た。 右手には山があり、上のほうから谷間になってこちらに向かってくる。 その谷間にそって清浄な気が流れてくる。 うーん、とってもいいとこだ。

さて、お昼なのでどうするのかと思ってたら、神社のそばの今市(だったけ?)という行列のできてる小さなお店に入ってく。 なんでも鯖煮が名物らしい。 600円の定食、量も多いしおいしかったね。

次はどうしようか? 予定では下賀茂神社だけど評判良くないし時間も少ないから、重要拠点の晴明神社に向かうことにする。 なんで重要かって?じつは昨日の陽神が今日はここでまってるはずなのである。。。 一気にタクシーで晴明神社へ。 着くなり人影あらばもしやと疑心暗鬼の面々。 が、それらしいのは皆無。 たいてい二人連れの若い女性かお年寄りがほとんどだもの。 ここで昨日の参加者の一人と待ち合わせなのでしばらく待つ。 そのあいだも、あのひとかもいやこっちかもと暇つぶしにはよかったけど、結局我々の居た時間帯にはいなかったらしい。 ここでpさん夫妻とお別れ。 再三自分達は観光で雨にあったことはないと言ってたのがなぜか耳に残る。 が、きっと気のせいだ。

晴明神社に来れば当然セットになるのが一条戻り橋。 やっぱり北側の林は異様だ。 写真も一部分靄ってる。 橋を渡ってると突然右肩なにか乗ってきた。」と気楽士さん。 しきりに振り払おうとしている。 ほらここここ、と指し示すところにはたしかに痺れるものがある・・・でも、たいしたもんじゃないからとあまりかまわずほっとく皆。 なんかちょっとさびしげな気楽士さん。 (これは、道満の式が乗ってきたらしい。よかったじゃん、嫌われなくて。) 橋の上では等間隔に並ぶのが基本ですが、新怪しいトリオの誕生か?

さてこれからどうしましょう?という話になったのですが、誰が言い出したのか、北野天満宮はどうですかの声に「そうしましょう」と即座に答える気楽士さん。(^^;) いいのかなあ・・・

北野天満宮は菅原道真さん。 入り口近くの影向松とそれを守る狛犬さん。 しきりにこの狛犬ちょっと変わってると主張する気楽士さん。 なんか片方の狛犬の顔の向きが普通でないらしい。 でもなかなか感じのいい狛犬さんだ。 なのに、その先の天満宮奥の狛犬はすごく犬相が悪い。 まるで喧嘩売ってるような・・・って、あれ?これが気楽士さんがよく狛犬につけられると言ってる「ガン」というやつなのだろうか?。。。たぶん違うな、気のせいだな。 そういうことにしておこっと。 このあたりに来るまでもどうにも周囲の気が暗いし澱んでる。 境内に入ったらもろ頭が重くなってきた。 早く出たい。 参拝所が変更してあって左側に新しく作られているが、気の流れは元の場所からなので、人がいないけどそっちへ行ってみる。(ほとんど参拝する気がなくなってるせいもあったのです。) すると、一般の参拝客も我々のほうにやってくるようになった。 そのうち神社の関係者らしき人が近づいてきて、こっちは違いますよとかいうのだけどだれも従わなかったな。 帰り道、「ここ来る人はみんな虚のひとだ。 ほら今すれ違った人も。」とは気楽士さん。 いずれにせよ、我々一行とは合わなかった北野天満宮でしたね。 実はこの神社、封じ系の神社らしい。 なにやら地から湧き出るものを封じているらしい・・・

出て、ほっとしたのか突然氷が食べたいと言い出す人がいる。 あつらえたように氷の暖簾が下がってるお店が目の前に。 みんなで氷を注文する中ひとりくずきりを頼むこしばさん。 ひとしきり談笑。 ふと見やると外は雨?え?さっきまであんなに良いお天気だったじゃん?? どういうこと? みんなが気楽士さんの顔を見る。 「私のせいじゃない。」としらをきる気楽士さん。

時刻は3時半、このまま終わるとフラストレーションが溜まってしまう。 なんとか気持ちのいい神社で締めくくりたいってんで、サーバスさんお薦めの日向神社へ行こう。 雨降ってるからタクシーに乗っていくと、運転手のおじいさん、「え?そんなとこにいくんですか?いままで行こうとした人に会ったことないですねえ。」なんて言ってるわりには場所を知ってるんだから、さすがです。。。 着いた時には小振り状態。 後続を待つ間、参道入り口でたんとうを始めたCERTさん。 はやいとこ参拝しちゃいましょうと登っていく一行。 参道途中で結界がなくなってると不思議がる気楽士さん。 坂道の途中、一人元気にあっという間に登っていく気楽士さん。 後で聞くと、登ってる最中、後ろから煽って押してくれてたものがいたそうだ。 最初は私かと思って後ろを見たらはるか後ろだったのでこれはきっと神様に違いないとか思ってたらしいけど、実はそんないいもんじゃなかったらしい・・・。 鳥居をくぐって境内に入るころには雨はすっかり止んでいた。 「うん、ここはいい。」とひとりしきりにうなずく気楽士さん。 全体に柔らかく穏やかな気が充満していました。 ちょっと物足りない感じだなあと言うと何回も来たことのあるサーバスさんが言う、「新月のときが一番強くなるんですよ。」そういうときにまた来たい神社ですね。 ここには、さらに天岩戸くぐりというのもありました。 岩の内部をくぐりぬけるんだけど真っ暗だし何回も頭をぶつけてしまいましたがいい感じです。 岩の上方向にはなにやらどろどろしたものが蓄積してましたが・・・

しばらく境内でのんびりしてたら突然また雨が降り始め、次第に強くなっていきます。 (じつは、ひとり禁則地に入っていったので神様が怒ったんだらしい。) もう帰れってことね。 そろそろ5時だし、急いで地下鉄に駆け込み京都駅へ。 烏丸御池で乗り換えるとき、朝晴明神社で分かれたpさん夫婦とばったり。 そのままみんなで京都駅で食事して解散となりました。 気楽士さんは新幹線で東京へ向かったのですが、そのとき関東は雨と雷でお出迎え。 さらに台風も歓迎してくれたようです。こうして悪い天気を運んでくれたせいか、翌日の関西は雲ひとつない快晴。 琵琶湖もおだやかでした。 そうそう、この宴会中やっとpさんが本来の動きをかいま見せてくれたので、気楽士さんも少しはほっとしたかも。

三日目

   快晴の近江八幡。やはり雨は気楽士さんのせいだったのだな。きょうも関東地方は台風の接近で雨模様らしい。

琵琶湖畔のレストランで食事中、さっそくUFOを呼び始める怪しいサーバスさん。
気のサーチをしてると琵琶湖の中に反応が・・・わりと冷たくて非生物的感触。なんだろう?

食後、近くの神社へ。天之御中主尊神社(ちょっとうろおぼえ)。着くなり久高さんが「ここ、すごくいい」と絶賛。しっとりと落ち着いて気持ちのいい神社でした。