リベンジ?日光

予章 なにがなんでも行かなくちゃいけないらしい?


いや、別に逃げようなんて思ったわけじゃないの。ただ、ちょっと抵抗があっただけなの。。。予定が重なってほっとしたの事実なんだけど。まさかこういう天海になるとは?!わっはっはっはって、笑うしかないわ。


偶然という名の必然をこうも重ねられてはいたしかたない。


ゴールデンウイークに日光に行こうと、3月に箱根に一緒に行った気楽士さんに誘われた。最初は行こうかなと思ったけど、どうも家康さん関係はにがてなのでちょっと迷ってたら、ちょうど仕事とか予定がはいったので行けないと断って一件落着と思っていた。。。。


    偶然@: 5/4-5と重なってた予定が、昨日(5/2)の段階で一つなくなり、今日(5/3)の朝もう一つなくなり、4・5日と暇になってしまった。


    偶然A: 二日の日、友達と昼からアクセサリー職人のお家へ訪問する。夕方原宿でお茶した後解散したんだけど、そのなかの一人が石屋に行くと言うので一緒に行くことにした。(ここで帰っていれば・・・)


    偶然B: 石屋ではちょうどNちゃんも居て、夜Kちゃんとこに焼肉食べに行くんだけど行く?とか言われたら、やっぱり行くって答えるよねえ。(ちょうどNちゃんが居なければ・・・誘われなければ・・・)


    偶然C: 焼肉のあとKちゃん家に行って石を触る。。。。そのうちに夜もふけて、ここは駅から遠くもう電車がない。そこでNちゃんちに泊めて貰う事にする。(ここで帰っていれば・・・)


    偶然D: Nちゃんは前から3日の昼前にやわらぎを予約していた。それも3人も。一緒に行く?と聞くから、うんと答えたのだけど・・・(ここで素直に帰っていれば・・・)というわけで、なぜかまったく来る予定のなかったやわらぎに来ている。


    偶然E: 一人二人だと終わっても昼過ぎだから、ふうちんさんが来るまで居ることもなかったのに・・・


    偶然F: ふうちんさんがやわらぎに来た。会った。開口一番、「ちょうど、よかった、ぱぐさん、明日暇?」。・・・組み込まれた。




さらに、気楽士さん側でも

    G ふうちんさんの三女が急に旅行に行きたいと言わなければ
    H ふうちんさんの三女が急に旅行を取りやめなければ
    I 気楽士さんが留守電を無視しないで、宿をキャンセルしておけば
    J ふうちんさんの子供が整体に行かなければ
    K 日程が3-4から4-5に変更にならなければ


というわけで、日光に行かないといけないらしい。こういうときは逆らうとろくなことはないって重々承知しているので素直に従う。っていっても前日に仕込まれちゃあどうしようもない。さーて、一体何が起こるのやら?





一日目

ゴールデンウイークだというのにたいした渋滞もなく順調に日光まで。佐野SA付近でちょっと渋滞、佐野の出口が超混み混み?なんかあるんだろうか?と皆で不思議がったけど結局よくわかりませんでした。なにかイベントでもあったのでしょうか。


日光に着いてさっそく目当ての場所に直行します。もう普通の観光にはなんの興味もなさそうな気楽士さん。いいのか?そんなことで?


その気楽士さんのたてた初日の予定です。
  開山堂、仏岩:前回の風水卒業旅行で江戸の玄武だと思ったところ
  稲荷神社 :道が無くて入れなかった神社。今回は入れるのだろうか。
         はたして、ここが本当の玄武なのだろうか?
  北野神社 :インタネットで見るとたいしたことはない感じ。
         ただ、位置的に怪しいところにあるから、寄ってみてもいいかも。
         北野神社に詣でた帰りに「手掛石」に手を掛けて祈願すると字が上手になるらしい。
         マンガが上手になるかは、定かではない。
  滝尾神社と :「たきのおじんじゃ」と読む。行者堂 「たきのあおじんじゃ」ではない。
         日光二荒山神社の別宮。
         楼門前には、運試しの鳥居があり、額束に開いた穴
         に石を投げ、うまく通ると願いが叶うという。
         小石を3つなげて通った数で運を試すらしい。
         (今から練習をしたおかないと・・・)


開山堂に行くつもりで駐車スペースを探したんだけど、どこも空いていません。しょうがないからさらに上の方まで行ってみると、一ヶ所空いてます、おおラッキーと思い止めて見ると・・・なぜか北野神社のまん前。ん?でも、開山堂が最初だと思い込んでる気楽士さんはそっちへ行こうとしたら、北野神社が最初だよとの瀧さんの一声(笑)。というわけで、北野神社:とにかくここがスタートらしい。(なぜだろう?)なぜか駐車スペースがこの神社の前しか空いてないと言うのもなんだかなあ・・・ですね。ちいさな祠の後ろにある梅の紋が刻んであるおおきな岩(ご神体らしい)。道真公の紋ですね、かっこいい。気楽士さんは、鶴を置くのに一生懸命で、紋があるのに気がつかなかったそうだ、何しに来てるんだろう。


北野神社から開山堂のほうへ下っていく途中、なんだか気になる像が三体並んでる・・・ちらっとそっちを見たら、なんだか眼があったような気がした。。。きっと気のせいだ。気楽士さんは、「入ってるはいってる。」とうれしそう。「かまうんじゃない。」とは、瀧さん。えーーー、やっぱり誰か入ってんだ・・・。 開山堂&仏岩:仏岩の岩壁基部の窪みには、梵天、帝釈天、四天王のうち三体、不動明王の六体の石仏が安置されている。そのうちの一つがみょうに強い気を放ってくる。さらに一番小さい像は空で外に出てうろつきまわってると言う人外さん(ふうちんさん)もいた。この場所よりさらにすこし行った所が本当の玄武らしい。さっそくみんなで玄武と記念撮影。陰陽石と書いてある四角い敷地のなかにぽつんと石が二つ。ものすごく入りたそうな気楽士さん。入っても大丈夫ですかねえ?仕切ってあるところは入らないほうがいいよと言われてすごすご引き下がる気楽士さん。根性無しである。私は当然、、、入りません、わははは、わたしも根性ないんですぅう。


謎の稲荷社:去年訪れたとき、どうしても道が見つからなかったはずなのに・・・ちゃんと道がある??? こんなはっきりした道がどうして見えなかったんだろうとみんな首をかしげる。(実は去年は瀧さんだけ道が見えてたらしい。一人だけ招待されてたけど、また来年来ますとか言って辞退したらしい。。。で、今年、箱根神社行ったことで皆招待になったらしい・・・)中に入ってみるとお稲荷さんではない。由来も何もわからないが、とっても格の高い神様だ。豪放磊落で男らしい感じの神様のような気がした。お決まりのように気楽士さんはやっぱりどつかれたらしい。(今回の日光は修行モードらしい、どつかれ後で肩をおとす気楽士さん)で、ここは第三玄武らしい・・・ってなんで順番に作ってあるんだろう?よっぽど強力にしておきたかったのかな。つまるところ日光にはいったいいくつ玄武があるんだろう?玄武の入れ子状態か。


次は、車に乗り込んでずっと奥の瀧尾神社へ。入り口の脇にある白糸の滝のそばにいた像をおどかす気楽士さん、知らん顔して近づいて眼を合わせると向こうが驚くらしい。驚くのが面白いらしく病み付きになってるらしいが、せっかく仕事してるらしいのにやめなさいって。進んでいくと右側にある祠。影向石(ようごうせきと書かれている、、、がなんだか怪しい感じがするので帰りにしようと思ったんだけど、気楽士さんも躊躇して後回しにすることにしたらしい。意見の一致を見てうれしいが、その他の面々は普通に参拝してる(^^;)。何でだ?試しの鳥居で石が一個も入らない気楽士さん。わははは、運はないらしい。楼門。その奥の縁結びのがなぜかとっても気持いい。


手掛石:瀧尾神社の祭神である田心姫神命が手を掛けたと伝えられる「手掛石」。北野神社を参詣後、この石に手を掛けて字の上達を願うと成就するとか。触ってみると、なんだかいい感触。ちょっと本体にお出まし願う・・・いい男?。そばで同じく触ってたふうちんさんが、いけない気持になりそうとか言ってたが・・・どういう意味だろう。


競馬が気になる気楽士さんとふうちんさん。テレビのある場所でお茶にしたいが、ちるまさんの「金山ホテルチーズケーキが絶品なの。」という一声で、金山ホテルに決めました。わははは、テレビなんてありません。あとで判明したことだが、ここのトイレは危険地帯らしい。特に二階。まあ、古いホテルにはいっぱい居ますからねえ・・・って、なんだろう?虫かな?(笑)


気楽士さんは、出掛けに、鶴を落としたので拾って他の鶴と一緒にしたら、、、、。落ちたやつは効力ないんだよ、一緒にすると他のもだめになるよと言われてあわてて落ちたやつを特定しようと思ってももう遅い、どれかわかんないので全部パー。。。になってしまって、がっくりする気楽士さん。落し物に福はなかったようだ。


宿に着くと、あっというまにダウンする気楽士さん。え?もう寝てる・・・よっぽど憑かれたらしい。
修行モードのもう一人ふうちんさんは、お腹壊しちゃったらしい。
でも、10時から始まった宴会は次第に盛り上がり、結局寝たのは午前3時だ・・・


宿の部屋は広く、ベッドが4っつ、さらにロフトがあるのでもっとたくさん入れるみたいだ。しかし梯子は見つからなかったので上には上がれず残念。当所の予定で、気楽士さんと女性陣の組み合わせだと、この広い部屋に気楽士さんが一人で寝るか、瀧さんと二人で寝るはずだったんだそうな・・・気楽士さんの楽しみを取ってしまったのかもしれない・・・(笑)




二日目

朝っぱらからひとっぷろあびていい気持。


チェックアウトした後、瀧さんがしきりに裏山に散歩しようと誘っている。行ってみると杉の倒木にめずらしい植物(ランの一種らしい)をみつけておおはしゃぎ。なんでも昨晩からしきりに呼ぶ声があったらしい。倒木から助けて欲しいというSOSだったらしい。さすがはランマニアである。


気楽士さんによる二日目の予定。
    青竜神社 :ほとんど説明のないところを見るとたいしたことはないかもしれない。
    清滝神社 :もしかするとたいしたことはないかもしれない。
    慈眼堂 :じげんどうと読む。天海上人の墓。すごく怪しい。
         廻りを守っている石仏は仏岩にいた奴らと同じだ。
    輪王寺大猷院:徳川家光の墓、フェア実施中のはず。
    そのほか、裏見の滝(日光三名瀑)、含満ヶ淵(溶岩の自然の渓谷美)、並地蔵。
    並地蔵 :天海の弟子たちが作ったとされる石仏群。はじめは100体ほど
         あったらしいが、水害で今は70くらいらしい。
         数えるたびに数が違うことから、化地蔵とも呼ばれている。
         並地蔵は、参加者からのリクエストがなかったので行かないことにしました。



気楽士さんの予定では、まず青龍神社ということなのでそこを目指します。けっこう細い道だったりしてわかりにくのでなんども行ったり来たり。やっと見つけた細い路地をあがっていくと小さな神社がぽつんとあります、青龍神社。なにもいない寂れた神社です。気楽士さんも、「ここ神様いないじゃない。」とつまんなさそうに言ってます・・・と、瀧さんがお祈りしてます・・・と、やっぱり。。。来ました、例のあったかい気が突然流れてきます。気楽士さんは、「うわ!?瀧さん、なんかやったでしょ?呼んだんですか?」「うん。」いや、そう簡単にうんとか言われても。しかし、来てもらったらやっぱりご挨拶しておかなければ、ぱんぱん!


次は、清瀧神社です。こちらはもうすこし大きな神社で入り口もわかりやすいし、掃除も行き届いてるようでいい神社です。狛さんもきりりとした精悍な感じです。瀧さんが、「ここの神様見覚えない?」いやあ、神様とか見えないので見覚えないかと問われても困るんですけど・・・とか考えてたら、「さっきの神社で呼んだのはここの神様。」・・・だそうです。もうわけわかりません。本店支店みたいなもんでしょうか? 参拝してると後から瀧さんが手を背中に当てている。。。「繋がったのわかった?」とか聞かれても・・・よくわかんないです、だってわたしは「ふ・つ・う」(笑)。どういうわけか、青龍神社とここは私のための神社というか来る必要があった神社らしい。ああああ、一体何が起こってんのでしょう???剣を出してみろと言うので出してみると真っ直ぐになったらしい。


この神社、石畳がゆがんでるように見えるのは気のせい?


で、次はどこ?気楽士さんが言うには「ぱぐさん来たから化け地蔵に行こう。」だって、どういう意味じゃ。でも地図を見てるとどうしても気になる神社が一つある。若子神社(じゃっこじんじゃ)と書いてあります。地図上でそこだけ浮かび上がってくるように見えるんです。呼んでるみたいです。行ってみると、けっこうすごいとこ。参道の急な石段を登っていくともう手の先から腕の付け根までびりびり震動してきます、なんとも強力な(私好みの)結界です。そのうえ、ここが仕上げの神社だったとか言われて、またもやわけわかめ。瀧さんの祝詞で仕上げらしいです。仕上げとか言われても一体何が仕上がったのやらさっぱりわかりません。


奥には寂光の滝というむかし弘法大師が修行したという滝があります。これがなかなか気持ちのよい滝なんです。めっけもんでした。下照姫の命。


車で進んでゆくといたるとこ呼び止められる、何に?って?神社に。。。そのひとつ磐裂神社(いわさくじんじゃ)では皆が神社の裏手の地蔵さんたちを見に行って私一人残った時、すすすっと変なおじさんが近づいてきて話し掛けてきた。そしてぜひ含満ヶ淵へいけと言う。日光で一番いいとこだ、日光に来てここを見ないなんておろかものだとまで言う。な・なにもの?このおじさん。しかもこのおじさん、皆がやってくるとまたもやすすすっと離れていって姿を消してしまった・・・うー-ん?人間だったのだろうか?このおじさんと話したためにこの神社のお地蔵さんたちを見れなかったじゃないかぁ・・・


並び地蔵(化け地蔵)は当然みんなで数を数える。行きと帰りで数が違うけど単に数え間違いさ。しかし8っつも違うのはへんでしょう・・・並び地蔵のなかの最初のお地蔵さん、なんだかとってもトリックスター。いたずら好きなんでしょうか。


含満ヶ淵、いいとこだ。例のおじさんが言わなきゃ来てなかったけど、ここは来て良かったです。うん。またしても蛇のお出迎え。岩場は水と火?


帰り道すがら、太子堂の近くの三つの石。このなかの一つが怪しいと言って手をかざす気楽士さん、あんたの方が怪しいって。敷地内の蕎麦屋でお昼。が、ここに入るとき、見えない何かに引っ張られた人や肩を叩かれた人がいたらしい・・・


次は慈眼堂と大猷院。順番は絶対慈眼堂が先。なぜだかどうしても。慈眼堂ではのぞき魔化する気楽士さん、、、大丈夫なのかなあと心配になるが本人はいたって平気なのでほって置こう。だが、お墓のセクハラは笑えない。。。どうしても天海さんのお墓の周囲の像が見たくてしょうがないらしい、でも普通のときは鍵がかかってて入れない。その腹いせか、アリさんを動けなくして喜んでる気楽士さん、おとなげないです。慈眼堂。ものすごくあやしい。特に護王殿が怪しいので写真撮ろうとしたら後から瀧さんが「撮るな」と低い声。写真撮ると危ないらしい。ひとり「怪しい怪しい」とはしゃぎまくってる気楽士さんは撮まくっている・・・しーっらないっと。帰り、皆が石段にかかったとき、正面の門の中が煙ってるように見えたので急遽気楽士さんを呼び戻した。異界化?すると瀧さん「いま何かが横切った」んだそうだ・・・深く追求するのは止めておこう(^^;) 帰り際、が一羽現れて止まってこっちをじっと見てる。見送ってくれてるの?見張ってるの?戻ってきてみると、入り口で躊躇してる観光客?女性の二人組み。ここから行けますよと言って見たものの、入れる人と入れない人がいるんでしょうねえ。


輪王寺大猷院、入ったとたんなぜか上が気になったので天井みてみたらなにかが頭に乗ってきた・・・お・重いぃぃ〜・・・んだけど、なんとか上を見ると・・・(^^;)龍がいっぱい。げ?この乗ってるのはひょっとして龍?さっそく皆に確かめてもらうと、足が乗ってるとかしっぽだとか・・・なんかぎごちなかった様子の瀧さんはからみつかれていたらしい。外に出れば離れるよというので、重いのを我慢する。なぜ気楽士さんにはちょっかい出さなかったんだろう?そっちのが面白いのに。ちゃんと言い聞かせといたから次は楽しめるよ>気楽士さん。お堂の外周路は酩酊感を催させるほどのパワー充満。要所要所で人払いしてくれているらしく、写真を撮ろうとするとなぜかひとけがなくなるグッドタイミング。


最後の締めはニ荒山神社。水の三人にはとっても気持のいいとこなのに、火の某気楽士さんにはつらいとこらしい。わはは。ちょうど祈祷が始まったので見ているとすばらしく強力な気が流れてくる。めったに引かないおみくじも9番大吉。良きかな。


ここでお持ち帰りもありで帰途につきます。(^^;) 帰るために車に乗ってしばらく行っても、体の中の熱さが取れないの・・・
あれ?しかも胸の部分がとても熱いまま・・・これって、(^^;) すると運転手のふうちんさんが、熱いんだけど誰かなんか連れてきた?だって。 わははは。 でも、悪いやつじゃなくて家の中を綺麗にしてくれるために来るそうな。。。ありがたやありがたや。






で、三回目はあるのでしょうか?瀧さんは来年も・・・とか不穏な発言をしていたような・・・きっと、空耳だ、うん。