日光東照宮風水紀行

予章 誰が行けないのか?

日光東照宮での風水講座の卒業試もまじかなある日、気功師さんからのメール。題名:ど忘れ「行けないって言ってたの誰だっけ?」宿の予約の最終確認で人数がわかんなくなってしまったらしい・・・
レイファンさん、宮崎さん、鴻鈞道人さんが脱落?

一日目

12時やわらぎ集合。一期生6人+2期性1人の総勢8人。予約どおりの人数ぴったりでほっと胸をなでおろした気功師さん。風水講座の卒業試験は日光東照宮で江戸の玄武を探すこと。それ自体が玄武なんだけど、そのなかにキモがあるらしい。玄武の中の玄武を見つけろ。というわけで、一路車で日光へ出発です。

首都高が混んでて、運転手の気功師さんはときどき眠ってる。さすがは気功師、眠ってても運転できるんだ、それとも運転しながら眠れるとか・・・って、そんなわけないか。あわわわわ。前車は高そうなベンツだぞ〜。

パーキングもないし、なんとか話題をみつけ話し掛けておく。がそうそう話題の種もないし、箱崎までの長いこと長いこと。やっと渋滞抜けたと思ったら又渋滞。うっひょー、なかなかスリル満点。東北道、佐野SAで運転手交代。



日光到着。そのまま宿へ。着いてみたらこれがおしゃれなペンション。目を疑う生徒一同。みんな雑魚寝のキッチン宿みたいなのを想像してたらしい。インターネットではここしか空いてなかったそうだけど、日光とイメージが違いすぎるんでしょうねえ、実際は安くてすごくいいとこなんだけど。

男性部屋2室、、、、その一室にふらふら気功師さんに続いて入ってしまった気楽士さん。強引に部屋割りをじゃんけんにしたのに結局負けてしまった気楽士さん。ついてるのかついてないのか難しい問題だ。


7時ごろ宇都宮で俄○さんと落ち合って中国茶の予定なので夕食はさっさっと済ませるようにというお達しがでたのに、準備された夕食はなんとフルコースのフランス料理。わはははは。2時間コースじゃん。よって明日に変更。フルコースってわかってたらジャージにしなかったのに、とふうちんさん。ワインで乾杯。なんとなくちっちゃくなってる気功師さん。


隣の男部屋の連中はいつのまにか風呂に行ってる・・・一言ぐらい声かけてってくれてもいいのにねえ。お風呂に行ってない連中(気功師、気楽士、幻海師範、ふーちん、ぱぐ)で夜の東照宮へ行くことにする。外に出てみると、。師範曰、花粉症を軽くするため夜に雨を降らせてくれるように頼んどいたの。そうか、それはいいことだ。。。でも、明日は晴れるんでしょうね?大丈夫。夜って言っといたから。

・・・・素朴な疑問:いったい誰に頼んでるんだろう・・・・



夜の東照宮。まっくらです。石段登ってるととつぜんつまづく気楽士さん。結界があるらしい。同行者は慣れっこになってるのでほとんど知らん顔。というか、他にだれも躓かないので、気楽士さんとっても不満そう。しきりに「なんでみんなぶつからないの?」とぶつくさ言ってる。結界にぶつかるたびに躓いてるけどたいへんそうだ。はやくみえるようになるか、すんなり通してもらえるようになるといいですね。しかし、なんで躓くんだろう?そっちのが不思議だ。

まっくらな参道では、大きな水の流れる音。みんなで挨拶。気功師さん「だめだめ。礼を失してる。こうやるの。」とお手本を披露してくれます。帰るとき、師範「よかった。歓迎してくれた。」とぽつり。、、、、歓迎してくれたのは誰??

帰り道、気功師さん「この足元でまとわりついてるの、なんとかして。」このとき師範は、「ああ、それ○○。」と式神が遊んでる風に言ってたんだけど、実は違うものだったらしい。いったいなんだったか教えてくれないんだよなあ・・・



夜中、気功師さんは闘っていた。なんと闘っていたかって?足元に立ててあったタオル干し・・・結構いい勝負だったみたいで、時折「いてっ。」とかうめいていた。朝、起きてみると、タオル干しは完敗したのか倒れていた。奇妙なことに気功師さんの片足からは靴下が消えている。いったいどんな闘いであったのか真相は闇の中。




二日目

気楽士さんはまだ寝ている。しかたないやさしく起こしてあげないといけないなあ。潅いだり回したり掴んだり、寝返り打ち始めるしもうすこしなんだが、今日はうまくいかない。さっさとあきらめる。そんなことより問題は、どしゃぶりの雨だ。

師範、時間を伝え間違えたんじゃないの〜?
とは、気楽士さんの弁。

朝食中、みなが降る雨を憂鬱そうに眺めてると、屋根を転がる白いもの・・・
んーと、雨は転がらないよねえ・・・
あれって、ひょっとして、あ・ら・れ?! どおりで寒いわけだ。納得。
そのうち、見る間に大きなボタン雪になってしまった。露天風呂で雪見ってのもおつかなあなんてね。

東照宮向かう車の屋根には雪積もってる・・・、東京は桜満開だと言うのにさすが日光、東北だ!・・・ったっけ?

入場料1300円也。一旦出てしまうと再入場はできないと言うので急いで探さないといけません。みんなとにかくわかりやすい亀とか黒色とか水を探しますが、いたるとこにあります。さんざん気功師さんはヒントを出すんだけど、出されるたびに、よけいわけわかんなくなる生徒一同・・・こまったもんだ。

石柵と一体の逆立ちした唐獅子「飛び越えの獅子」とツーショットの気楽士さん。ここでは睨まれなかったそうだ。

家康さんの墓所である奥社に登る石段で躓きつづける気楽士さん。登りきったとこにも結界があるのは違反だとかぶーたれています。足元の白いものは何だろう?

奥社拝殿横で、が居たのを見過ごして先へ進んでた気楽士さんに教えてあげたらすっ飛んでいって確認してる。でもいたるとこにいるからどれが最強かわかんないね。

ひととおり拝観して、途中本殿で赤い狛犬と遊んでたらしい気楽士さん。「やっと遊べる狛犬が居たよね。」とか言ってるが、まったく気が付かなかった(無視してる?)他一同。「なんで気が付かないの?あんなにわかりやすいやつなのに。」と文句いわれてもなあ・・・

二時間まるまる費やしても答えがいまいちはっきりしない生徒一同、ちょっとあせりぎみ。午後頑張りましょうということでひとまず昼めしです。その前に、どうしても行っておきたかった二荒山神社へ皆を誘います。奥の霊泉がいい感じです。銭荒い霊泉と二荒霊泉のふたつ。ここは東照宮とはまったく違って和やかな場所です。おお、いつのまにか晴れ間も覗いてます。

午後は輪王寺を一応チェックしてから地図で目星をつけておいた北側を探索します。社務所脇の小道を登っていくと右手に塀に囲まれた荒れた空き地があります。。。気楽士さんは中へ入っていきますが、ちょっと異様な感じがするので入りませんでした。後で聞いたらなにやら封じてある場所らしい。。。だから、そんなとこから呼ばないでって!

さらに登っていくと社務所奥に神社が見えます。あそこに行きたいねとみんな入り口を探しますが唯一の入り口は鉄柵で閉じられていました。地図で確認すると稲荷社のようです。う〜む、行けないとなると余計に行って見たくなるのが人情ってもんですが、さすがに師範とかいるしまたの機会にしましょう。

そのさらに奥に進んでいくとお堂が見えてきました。開山堂です。山を開いた勝道上人の墓、香車の駒がいっぱい奉納してある香車堂とかありますが、その奥に。。。。。


ありました、異界の入り口?です。


杉の大木が二本、鳥居のように入り口を守ってます。中はとっても神秘的で、入ってみると別世界のようです。ん?入ってるのは気楽士さん、師範、ふううちんさんと私だけ?後はと見るとはるか向こうに居る。。。後で聞くと怖くて入れなかったそうな。さかんに気楽士さんが師範に質問してるけど師範はなんかとんちんかんな受け答え。実は、異界に引き込まれないように意識を閉じてるかどっかよそへやってたみたいです。能力があるっていうのも結構大変です。

賽の河原にあるような積み石を覗き込んだ後(覗いてる写真を取り損ねてしまった・・・)神妙な面持ちの気楽士さん。

帰り道、先ほどの空き地にくると気楽士さんがさかんに入って来いと勧める。しぶしぶ入ってみたら・・・
ずーーーーんと沈み込む感覚。あ〜あ、やっぱり入るんじゃなかった・・・・と後の祭りです。なんか憑いて来たような・・・(;;^◇^;;)(いや〜ん) 準備良く、塩を持ってたSさんありがとう。

これでタイムリミット。大猷院とか天海さんの墓とか行けなかったとこもたくさん残って残念です。


この後、宇都宮で中国茶して、皆いっぱい買い物して、さあ帰ろう(4時半頃?)と高速乗ったとたん事故渋滞!あと2-30分早かったら・・・・

結局東京着いたの9時前でしたねえ。それから気功教室だけど、みんなよく待ってたもんだ。