奈良オフ(吉野・宮滝)

 

 

2002.10.11 (金) 出発


夜、恒例の新宿集合、光ちゃんの弟さんの車MPVに乗り込み、奈良に向けて出発。
今夜から月曜日まで奈良吉野へ修行のたびに出る気楽士さんとそのお供たち一行の珍道中の始まりです。

恒例のニフティおみくじ部屋のおみくじは、とんでもない目に会うけど小吉。なんで気楽士さんが引くとまともな結果が出ないんだろう?やっぱりトラブルメーカーなんだねえ?(笑) はてさて、とんでもない目に会うのは気楽士さんとして、いったいどんなおもしろいことが待ち受けてるのか楽しみですねえ。(とばっちりだけは受けないようにしなくっちゃ)

2002.10.12 (土) 

 

朝、奈良に到着。まずはスーパー銭湯「極楽湯で、ひとっぷろ浴びて休憩。釜湯に文句つける気楽士さん、まっくらだったらしい。つまづいたとかまっくらだとお湯も見えないしつまらないとうるさい。わたしが入ったときは明り憑いてましたけど・・・(誤変換)。


わたしはプラスチックレンズのメガネをしたままサウナに入ってしまいました(^^;)、ええ、ついうっかりと・・・後で見ると、微妙なしわしわが縦に入ってるんですけど・・・ま、見えるからいいっか。


お札を返して、ご祈祷を受けたいという光ちゃんの第一希望の春日大社、いつでもいいということなのですが、行程を考えたらまず最初に行っといた方が良いとの結論になりました。奈良で合流するのぶちゃんに連絡して奈良駅でピックアップ、午前10時ごろ到着、駐車場を探してたら奥の若宮神社の側まで行ってしまいましたが、もっと近くにあったのにねえ・・・歩かないと行けないのかなあ・・・歩きつかれた気楽士さんは「これが、とんでもないことじゃないよね。」とか、ぶつぶつ言い始めましたが、まだ笑顔です。


志賀直哉の旧宅前では突然笑顔になり、うれしそうに志賀直哉に関するだじゃれとばしてます。。。無視します。


春日大社:世界遺産です。一応皆で記念撮影、こうすると普通の観光客っぽくって怪しくないよね。楼門の前になにやら怪しいもの発見。で囲っってある・・・石かなって思ったけどそれらしきものはなし・・・。これは探って見なければなりません、さっそく気楽士さんを呼びます。「ほらほら気楽士さん、ここなんか出てるよ。」。するとすぐ手をかざす怪しい気楽士さん。観光客がいようがいまいがおかまいなしだもんなあ、人間、年をとると羞恥心がなくなっちゃうのでしょうか。。。って、わたしも?


巫女さんの額に生えてる角・・・じゃなくて樹がすごくいいです。角といえば鹿ですが、ここの鹿は神のお使いなのでおみくじが主食のようです。結んであるおみくじをかたっぱしから食っていく鹿たち、いつものことって感じで機械的に鹿を追っ払う巫女さん・・・。鹿は大凶とか凶のおみくじ食べて食あたりとかしないのでしょうかねえ?やはり、神様のお使いだから平気なのでしょうか。


ご祈祷まで時間があるので春日大社の中を参拝してまわります(怪しいものを探索しますの間違いじゃないかって?気楽士さんがいるからあながち間違いでもないか。)・・・といっても広いので、パンフレットに載っていた順序にしましょう。題して「福の神12社めぐり」 第1番 若宮(わかみや)、第2番 三輪(みわ)神社、第3番 兵主(ひょうす)神社、第4番 南宮(なんぐう)神社、第5番 広瀬(ひろせ)神社、第6番 葛城(かつらぎ)神社、第7番 三十八所(さんじゅうはっしょ)神社、第8番 佐良気(さらけ)神社、 第9番 宗像(むなかた)神社、第10番 紀伊(きい)神社、第11番 金龍(きんりゅう)神社、第12番 夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)。みんな、最後の金龍さんと夫婦大国社は熱心でしたねえ(笑)でも、順番ちょっと違ったかもf^^;)



紀伊神社で参拝したあとに、先に来ていた普通の参拝者をしり目に、「なんか貰った」と口々にわめきだし、互いになんだろうと確かめ合う怪しい一行、と、座ったまま固まって聞き耳立ててる普通の人。耳がダンボでハテナマークいっぱい出てたようですが、我々が去り始めたとき、おもむろに二度目の参拝してましたね。なんか貰えたのでしょうか(笑)。


祈祷ではひとり祓われたらしい・・・っていうか、一人で呼ばれるままあたりをさ迷ってる(違う違う、散策)してる間に祈祷受けちゃうんだもんなあ・・・しかし、祈祷で気持ち悪くなる人も居たから受けなくて良かったのかもしれない。


宝物殿では刀やよろいに手をかざして外人さんに怪しまれる一行。
なんやかや楽しんでるとあっという間に時間がなくなってしまいます、いそがないと予定が消化できません・・・でも、そこはある程度余裕も見込んでるので大丈夫なはず。。。。予定外のところに呼ばれなければ・・・


春日大社を後にして、次なる目的地は、桜井の大神神社。ひたすら国道169号をすすむ。


大神神社:のろいが発動する気楽士さん。突然歩みが遅くなり動きもスローになる気楽士さん。ゾンビみたいです。狭井神社でバディングする気楽士さんとわたし。両方貰えなかったと思ってたんだけど、参拝後に撮った写真を見ると写ってる・・・貰えたのかな?(後で瀧さん曰く、「こんなもんもらっちゃあ後大変だね。うふふふ。」だって。そんな含み笑いなんかされたら怖いっすよ〜)(ばおばぶさんは、「巻物っぽい」って言うし。)


社務所で申し込むと奥の三つ鳥居を見学させてくれます。


山から種を拾ってきて植えたというや紅葉の苗木を売っています、一個500円、最近気楽士さんは植物と見ると、おいでおいでをしてみる習慣がついてしまったらしく、ここでもはじめた模様。「こいつはちゃんとお辞儀するんだよ。」と言って、すでに買ってる気楽士さん。負けてはならじとつい買ってしまったのはなぜなんだろう?光ちゃんは、「仮井先生へのお土産」と言って買ってしまったのはなぜなんだろう?三人とも榊だったのはなぜなんだろう?どーして、これが金運の榊だったんだろう?「各人に繋がってるから、枯れたら金運なくなるよ。」って、なんで瀧さんは言うんだろう?期限は一年半っていったいなんのことなんだろう?


一路談山神社へ。のはずが、突然呼ばれる。だから急に呼んだら危ないって!車は急に止まれないのに。見ればさるたひこの幟が・・・あああ、やっぱり。去年行かなかったんだから今回は行かなきゃまずいでしょう、の等彌(とみ)神社さるたひこの社はなぜか石だった・・・。一部頭をどつかれた人もいたみたいだけど、、、、ちょと恐い感じもあるね、荒魂かも。


まだ5時だというのに人っ子一人いません(^^;) お掃除道具がなぜか置いたままになってる。。。神社奥は異界モードです。入るときと出るときで狛犬の顔が違うとか皆は言うんだけど・・・わかんないなあ。


談山神社は4:30終了のため入れません。晴れてるのにぱらぱらっと雨?気楽士さんはここでお憑かれさま状態。風呂入ったら取れるとか言ってたけど・・・お持ち帰りしたんでしょうか(笑) それとも最終日の予告編だったのか・・・


宿は、宮滝遺跡のそばにある、宮滝温泉湯元「まつや」さん。吉野川の側で渓流の音を聞きながら目覚めるのってさいこう。

 

2002.10.13 (日) 

 

午前中は今回の主目的である宮滝遺跡へ。行くんだけど、どうやって川原に行けるのかわかんないのでひとまず資料館へ行って情報を集めよう。受付のおばちゃんに聞いてもよくわかんなかったけどどこかに道があるそうなのでとにかく行ってみよう。と、その前に、資料館そばの神社が呼んでるらしい・・・十二社神社。


川原へは確かに一本(だけ)の小道がありました。周辺は昔の離宮跡のようですが碑が目立たないように立ってるだけです。


ここはまさに風水で言う龍穴です。別荘でも建てたいところですねえ。スポットに座ってるともううつらうつら皆眠そうです。水も綺麗なぜ海水着をもってこなかったんだぁぁぁとくやんでも後の祭りです。エ?禊なら白装束?裸でもいいんじゃない?誰も止めないんだけどなあ・・・という一幕は置いといて。ぜひ夏場にもう一度リベンジしたいね。


次は吉野。まずは吉野神宮にご挨拶。と、ここはかなりすごい。本殿の方から強力な気が流れてきます。さすがのお気楽気楽士さんも神妙に参拝してますが、いったん参拝して、「しまった、鞘貰うの忘れた。」とかわめいたかと思ったら、「鞘はここに違いない。」と、再び参拝してきたのはご愛嬌?結局、貰えなかったようだけど・・・


勝手神社は去年不審火で消失しちゃったそうな。哀愁漂う狛犬さん、しっかり仕事してるらしい。


吉水神社への参道でカマキリみつけた一行にさっそく気楽士さんは宴会芸披露。ここでは役の行者像、書、像など楽しめるものがいっぱいで一般参拝者の顰蹙を買っていたかもしれません。柵の外側に手をかざす一行、あやしい記念撮影。


金峯山寺蔵王堂、手前の石で囲われた一角、なぜかここの写真を撮った気楽士さんは、お憑かれモード。手が痺れるとか頭が痛いとかそりゃあもううるさいったらありません。予兆はあったのにねえ、その一角のさらに手前に鎖で囲った小さな円形の場所、手をかざすと気持悪いエネルギーがあったのに・・・


ここで五岳真形図の入った鏡を購入。邪を吸い込んで白くなるそうだ。拭けば落ちる邪気ならいいけど落ちないほど濁ったら持って来いとか。15年たっても濁らない人もいればあっという間に真っ白になってしまう人もいるらしいと言うので、3日で真っ白だったらやだなあとか言ったら「それは、私です。」と売り場のお坊さんがのたまったのには一同びっくり。あんたそのせいで坊さんに?とは聞けなかったな。彼氏用に買ってた彼女、「いつ白くなるか楽しみ。」・・・って、なんか違うと思うぞ。


次は吉野水分神社のはずだったのだけど、道曲がれず、先に金峯神社へ。ここも2001年4月に社務所が焼失。参拝者を追い払うという名物じじいもいませんでした。ちょっと残念かも。西行庵まで登って行くともう夕暮れ時。なかなか気楽士さんに写真を撮らせない西行さん。。。 途中の怖い道で記念撮影。なんでこんなとこで?細い道の脇はもう遥か下が見える、高所恐怖症にとってはとってもいやな場所なのに・・・しかも、後でわかったことだけど、いろいろなもののけがうようよしてたらしい・・・(仮井さんありがとう(笑)とってくれて) 光ちゃんの撮ってくれた写真にはなにやら鬼のような般若顔が写ってた・・・


さあ、いよいよ水分神社と思ったら、ああここも時間制限5時まで。とってもくやしい。帰り道、すぐそばで突然呼ばれる小さな産土神社。なぜかカメラを持っていく気になれない神社。気楽士さんも「ここは写真撮れないね。」とか言ってるし。なかなか厳しい神社だったんですが、なぜついて来る! この後、車で走ってると突然車内が暑いったらありゃしない。運手主のσ(^◇^;)は冷静に、「うーん、背中がとっても熱い。」すると後ろの気楽士さんが、「わたしは前が熱い。」どうやら熱源は車の中央に鎮座してるようです。


宿の直前で鳥居の幻を見た人三人。真っ白い鳥居が残像のように空に向かって聳え立つ姿が見えたそうですが、付近を捜したってそんなもんはありません。はてさて・・・


夜の散歩は桜木神社。ここがさっきの鳥居か?でも違うらしい。わいわいきゃあきゃあいってる集団がいる。ほっといて参拝して、ご神木に抱きついたり怪しいことやってるうちに、社の脇の上のほうに登っていくと、急に社の後ろから人がのそっと現れたのでびっくりした・・・しかもそのままじっとしたまま移動しないのだから実に不気味。そのうち子供たちがひとりひとりやってくるのでやっとわかった。肝試しね。さっきの人は脅かし役だ。

 

2002.10.14 (月) 

 

昨晩は遅くまでお酒を飲みながら歓談&ヒーリングしたせいでしょうか、6時半にはすっきりはっきり目覚めてしまいました。快適な朝です。こんなときは散歩に限る。というわけで、ふらふらと川へ。昨日とはちがう河原に降りていきました。断崖とか小さいけど滝もあって見栄えはいいけど気持ちよさは昨日の場所ですね。と、そっちへ行ってみると気楽士さんが下流から憑かれた顔してやってきました。「昨日の鳥居を探しに行ったんだけどどこにもない・・・


昨日鳥居のまぼろしを見た三人の証言には食い違いだらけ。それぞれ違うとこから呼ばれてるのでしょうか?途方にくれた我々は名案を思いつきました、、、「宿の人に聞こう。」わはは。すると最初はけっこう遠い所の神社を紹介してくれますが、なんだかそこじゃない感じがします。するとしばらくして宿の人が「わすれてました、すぐ近くに天皇陛下も来た事のある神社があるんです。」と教えてくれたのは大名持神社。なんでそんな神社忘れるかなあ・・・ところが、行ってみて驚いたことに、昨日入ったサンクスの隣にあったのである・・・なぜ気がつかなかったんだろう?と不思議がる一行。しかも危うく通り過ぎようとしてしまったし。見つかりにくい結界かも?中はかなりいい感じ。


摂社を参拝した後突然体が暑くなる・・・その時、気楽士さん「なーんだ、ここにはいないんだ。と思った瞬間やってきたよ。しまった、暑い暑い。」と、うるさい。さらに、お地蔵さんの数が足りな足りないとあちこち探す姿もいとあわれ。。。12あるはずなのになぜか11体しかない。


しばらく森を見上げて佇んでいると・・・なにかが飛んできた、見えないものが・・・なんとなく肩に乗ってる様な気がするとか言ってたら、私もとかいいはじめるやつも出始めた。さっそく、皆で手をかざして確認(笑)。


さて、こんどこそ一路談山神社へ・・・のはずなのに、またしても。。。ナビが大廻のコースを示している、そしてそのコース上にはしっかり吉野神宮が・・・しょうがないよね、挨拶して帰らなけりゃね。というわけで、ご挨拶を済ませてから談山神社へ向かいます。すでに、一度訪れてるから駐車場の場所もインプット済み。



談山神社でひとり祓われた(はぐれたとも言う)気楽士さん、そのうち来るだろうと待っていても音沙汰なし。携帯にかけるともうみんな見ちゃったから出口で待ってるとわがままである。それならと、ほっといて他一行はひととおり見て回ってから出口に行くと、いない。携帯にかけると留守電になってる・・・しょうがないので茶屋で一休み。結局一時間半ほど行方不明。たぶん異界に行っちゃたんだろうねエという意見が大半でしたがそうも言っておれず散々探した末に見つかった気楽士さんは、別の出口の祓社の前でぼーっとしてたそうな。「あんまり気持いいから皆がくるのを待ってたのに。」だって。祓社だけに、まじでどっかへ祓われてたのでしょう。よく帰って来れたものである。携帯も操作間違えてわざわざドライブモードにしてたみたいで、まったく人騒がせのおじんである。これがおみくじで出たとんでもないことに違いない。



ここでは、気楽士さんだけ別行動となったけど、わたしと道人君だけ呼ばれた稲荷社はとっても怪しかった。三社並んでるお稲荷さん。途中の参道では台風で倒れた倒木もいっぱいで人を拒むかのようなそんな荒地をかなりの距離進まないと辿り着けない奥地です。

気楽士さんのせいで時間もなくなったけど、最後に寄っておきたい猿石。欽明天皇陵は強力なパワースポットでした。なぜか戦闘モードになりやすいパワーかも・・・(謎)


さあ、後は高速に乗って一路東京を目指します。。。。
まあ、いろいろありましたが、無事東京に戻ってこれて一安心。