箱根神社参拝記


2003.3.22   初日

気功仲間の気楽士さんが、やっと行ける気になったので箱根神社ツアーです。数年前に一度誘ったことがあるんだけど、そのときはまだ行けないと断られたのですがその理由が厳しそうだから・・・よくわかりません。なんで今年は行く気になったのと聞いてみると、「初詣で、いつもの厳しい神社にお参りに行った時、今年はなにも怪しいことがなかったから。」だって。やっぱりよくわからん。


(気楽士さんの地元の神社の神様は特に厳しいらしい。ふざけてるとすぐどつくらしい。狛犬もいつもガンつけてくるらしい。)


箱根神社関東の総元締めらしいしかなり厳しい神様の気がするからずっと後回しにしてきたんだけどそろそろ行っとかないとまずいみたい。念のために護衛も誘います。」とか、さらにわけわかんないことを言ってます。


参加メンバーをいろいろ誘っていたようですが結局5人になりました。そのうち4人は昨年3月に日光に行った時玄武に誘い込まれたメンバー・・・はてさていったいどうなることやら。(気楽士さん、瀧さん、ふうちんさん、ひうみちゃん)


新宿12時に集合し、ふうちんさんの車で一路箱根を目指します。御殿場で降り、アウトレットの誘惑もなんのその無理やり振り切って、まず近くの二岡神社を探します。。。。あれ〜?行き過ぎちゃったみたい。ナビがないせいなのか一回ではすんなり見つかりません。大体の見当をつけついでに工事人に道を聞いてやっと到着。ちょっと分かりにくい場所でした。あれまあ、狛犬がぴっかぴかの新入生、じゃなくって新品です。まわりとの違和感が・・・参道を見るとすこし異界ちっくで雰囲気はとってもGOOなんですが。気楽士さんは用心してるのか、先に瀧さんが行くのを待ってその後に着いていきます。なんで先に行かないの?と文句言われると、「デジカメの日付が狂ってるんです。」忘年会以来触ってなかったらしいって電池切れてるだろうそれ。しかも理由になってないし・・・参道に踏み込むと、ふわっと世界が変わりました、あきらかに重力場が違います、ちょっと浮いてるようなゆれてるような心地よい酩酊感覚。だったのですが、本殿(ポスター貼ってあるし)や奥の鎮魂碑はいただけません。でも後の山からの流れはいいです。


箱根に向かっているとだんだん薄暗くなり雨が降ってきました。予報どおりです。ところが、外気温1度C・・・凍結注意の標識も現れます・・・あわわわ、どういうこと?やっぱり某瀧さんが花粉症を押さえるためにお願いしたのでしょうか?日光のときのように・・・そういえば、あの時も・・・(と、なんとなくいや〜〜な予感)


雨が降ってるので公時神社はパスして諏訪神社へ。ここはとってもスムーズに到達。曲がり角は普通に走ってるとまずそのまま素通りしてしまうようなところだったのですが、しばらく前から渋滞気味で速度が遅かったのがよかったようです。小さな池があり狛犬もしっかり仕事してたそうです。ふうちんさんは、「なんだかこんな池があるような気がしてたの。」とかそろそろ怪しくなり始めています。本殿にお参りしようとしてるそばから突然左手の別の社に一直線のふうちんさん。「こんなのもあるような気がしてた。こっちが本物。」もうついていけません。(^^;)


ひととおりお参りしてさあ帰ろうと言う時、なんだか右手奥が気になるのです。ひとりで行ってみると、・・・なにもありません??気楽士さんを呼んで、奥になんかない?と聞いたりしていると、なんとなくもう用は済んだ感覚(ーー;)???わけわかんないまま車に乗り込むと、体が熱くなります、あああまたですか、ふううちんさんも左側や肩がしびれるとかなんとか。。。


火炎龍らしいです。そんな知り合いはいないはずなんですがついてきたみたいです。さいきんこんなんばっか。


箱根神社まで箱根駅伝のコースをたどって進みます。だんだん高度があがります。ふとフロントウインドーにあたる雨粒が小さくなって、おお止むのかなと空を見上げれば・・・・白いです。雪です。舞ってます。車の中では、「エー?諏訪神社で、もうきょうは雨の参拝は終わりだという気がしたのは止むんじゃなくて雪に変わるせいだったの?!」とわめいてる人が約一名。雪になるって教えてもらってた(誰に?)人外約一名。


箱根神社に到着。手水場に行く前ちらっとみた参道石段が半分異界化してました。その後あっというまに普通の石段に。鳥居をくぐってすぐに世界が変わったと言う人としばらく行った途中で変わったというわたしと歩いているとこが違うのかも。瀧さんの歩き方や動きがいつもと違って変です。からくり人形のようです。気楽士さんはその真後ろを神妙に(おなじかっこで)ついて行きます。そのあとをみんな続きます。鴨の親子のようです・・・わははは。


すでにかなり怪しくなってるふうちんさんが、「ここ瀧さん家だ。」 じつはそういうことらしいです。もうわけわかめです。だからこのメンバーなのでしょうか。小雪の舞う箱根神社は幽玄ですばらしかったです。九頭龍神社の側の地下には水脈があるそうで、そのせいで気の流れを強く感じるようです。


次に親鸞上人の像があるほうへ行くと、気楽士さん以外みんなストップ。どうしたのと聞くと、急に体が冷えるとのこと。結界の外になるらしい・・・そんななか気楽士さんだけはとことこと奥へ行ってしまう。戻ってきた気楽士さんと七福神の恵比寿社と弁天社をお参りしに行くのだけど、後の三人は七福神も無視してさっさとお休み所へ走っていく。。。(ーー;) 後で聞くと、もう用は済んだからだって・・・なんだろう、済んだ用って・・・われわれは水難にだけ注意してお参り。さいごに龍に見える樹を撮影する気楽士さん、下のほうから光がとか分けわかんないことを言ってるのでとうとうきちゃったのかもしれません。(笑)


お休み所では超おすすめのからめ餅。おろし、きなこ、ごま、あんこ、のりの5種類。つきたての柔らかいお餅は絶品です。



宿は、国民宿舎 ロッジ富士見苑。温泉は乳白色のアルカリ泉?お肌がつるつるおつむもつるつる?



2003.2.23  二日目



朝湯に行く前、富士山がくっきりと。今日の予定でははずしてあったんだけど、やっぱりもう一度行きたい箱根神社だなあとか思っていたのですが、あとから分かった事には、瀧さんとふうちんさんもそう思っていたらしい。いやー気が合いますねえ。(゚゚ ) (。。 )


9時にはチェックアウトして箱根園へ。ここから駒ケ岳ロープウエイで山頂へ。着いてみると、新雪が積もっています。真っ白。新雪踏みしめ近道と思って進んだところは箱根神社元宮裏側。すべりやすそうな雪の載った石段とか、そのまま歩いていこうとするとずぼっと沈み込む地面・・・あわわわわ、罠か?踏み込むと8センチは沈み込むりっぱな霜柱地雷原。などを乗り越え、参拝です。ふうちんさん一番乗り。パチパチパチ


鳥居脇の狛犬さんは写真にポーズを取ってくれたらしい。帰り道、途中にとつぜん現れるストーンサークル・・・?穴とか壺の大好きな気楽士さんはいつものように手を出している(気の手を地下に伸ばしてる)ようですが、そのうち手を振り振り「なんか痺れる・・・」 わははは、やっぱりやってしまいましたねえ。お約束お約束。


なんとなく撮った芦ノ湖にはなにやら龍雲らしきものが。。。。そういえば、昨日最初に芦ノ湖に面したとき水龍が歓迎してくれたそうな。雨で曇ってる中でどうして見えるんだろうという素朴な疑問はあっち置いといて。。。ロープウエイの下りを待つ間、ストーブにちょっかい出している気楽士さん、やっぱりなにかいるんだろうか?ロープウエイで下りの途中、とつぜん胸の中で何かはじける。瀧さん以外みんな異変が起こっている様子。聞けば、上から憑いてきたものが結界にぶつかって帰って行ったかららしい・・・ いったいなんだったんだろう? なんでみんなに漏れなく憑いたんだろう?


すこし休憩していよいよ気楽士さんのメインの九頭龍神社探しです。この神社、有名な割に地図が曖昧です。載ってる地図もあれば載ってないのもありでもうばらばら。プリンスホテルの敷地内になっているためのようですが、なにやら裏もありそうな臭いがぷんぷんしてきます。湖畔の道を探したのですが行き止まり、しかたないのでホテルに入り、従業員の女性に聞きました。聞いたのは気楽士さんです。わざわざ女性を狙って聞いてるようです。教えてもらった道は確かに聞かないとわからないような散策道。途中、この辺かなと思った場所で白龍神社をめっけ。ふっと向いた方向になぜかある鳥居かな。正面は湖に面してるのでやっぱり裏口から廻って行くしかないです。。。


さてお次こそ九頭龍神社。方向はあってる。樹木園の入り口があるのでここから入れそうだと言ったのに気楽士さんはすたすたと大廻になりそうな道を進んでいきます。こっちだと思うと自身有り気です。ところがしばらく歩いてもずっと有刺鉄線と電流流れてるらしい線が続いてます。説明してくれた女性は低い柵を乗り越えてくださいとか言ってたのでそれを探したのですがありません。気楽士さんはしきりに電流線を越えたがってます。よっぽど感電してみたいようです。止めない方が良かったでしょうか。電流線柵が言われた柵だとか抜かしてますが、さすがに違うだろうと戻る途中に坂下門というのが奥に隠れてました。ここに普通の低い柵がありました。みんなホッとしましたね。そこを入ってコテージなど過ぎていくと誰も歩いていないような苔の密集した道になっていきました。ふかふかで気持いいです。そのうちふうちんさんが、あっちの右の方とかその先とか正確に道案内し始めます・・・なんでわかるんでしょう?


最後の二股路に来たときふっと左から呼ばれたので見ると九頭龍神社でした。でもふうちんさんは、右のような気がするんだけどなあと納得行かない様子。それでも参拝に着てみれば、やっぱり正面入り口は湖。やっと探し当てたのに、なぜかみんな不満そう。当の気楽士さんさえも自信なさそう。そこでふうちんさんの言う場所に行ってみると、そこは自然の社でした。「こっちのほうから神様がやってきてこの樹とあの樹の間を通って湖に出たのよね。」どうしてわかるんでしょう??もう完全に人外化しています。(帰ったらさっそく書き換えなくっちゃ。)「あっ、この樹は水だ。」といって抱きついたりする人たち・・・いくら他に人がいないと言っても怪しすぎます。撮っとかなきゃ。そのとき突然ひうみちゃんが、「なんか首に突き刺さってきた。」(^^;) 見えないけど探ってみると確かに何かいる、取ろうとすると必死に抵抗してる、それをむりやりひっぺがすと、一部を残して取れたようだ。と一安心もつかの間、「又戻ってきた〜。」だって。瀧さんに見てもらうと、樹の精霊で「きぼっこ」とかいうらしい。木の人は樹に好かれるということらしい。林から出ればいなくなるというので、ほっとくことになったが、ひうみちゃんはとっても窮屈そうだ。顔が強ばってるのはちょっとかわいそう。ぺっとにいいかもよと言ったのにいらないって。


みんなの意見でやっぱり箱根神社の九頭龍神社が本命だということになったので、昨日に引き続き箱根神社へ。このとき瀧さんもふうちんさんももう一度行きたいと朝から思ってた事が判明。


箱根園に戻ってお昼。混んでるのでみんな一緒にチキンカレー。ついでにお土産買って、出発です。箱根神社に行くのはいいけどまだ時間もあるし、最初に予定してた駒形神社へ向かいます。このとき箱根神社を迂回するルートを通ろうと思ったのになぜかふうちんさんはまっすぐ箱根神社方向へ、、、、前を通り過ぎる瞬間、「あーーーなんで行き過ぎるんだって怒ってる〜」と、ふうちんさん。変な人です。


やっぱり道間違えて、やっと着いた駒形神社。犬神様もいます。毘沙門天。


とりはやっぱし箱根神社。昨日とはうって変わったうららかな日より。九頭龍神社では祝詞をあげる人もいてにぎやかです。最初お参りしても手ごたえのなかった気楽士さん。しきりに首を傾げるので瀧さんが「もういちどやってみ」といって今度は祝詞で応援?援護?このあと子供が瀧さんの後を着いてこようとしたのはなぜでしょう。今日はみんなゆっくり七福神も参拝します。弁天さんの池ではやっぱりびびり気味の気楽士さん。横で笑ってる狛犬さん。箱根神社に来たらやっぱり食べたいからめ餅。


帰り道、道間違えてぐるっと一周させられるのは毎度のこと?ナビがなくても一緒です。













後日談:気楽士さんは合格したようだ・・・