1.太陰肺経
- 中府(ちゅうふ)
- 府:権力をもっている。
- 集まる力が強い。体の法を使う。
- 体の中気を引き出すことのできる場所。
- 雲門(うんもん)
- 雲:伝える、そのまま云う、云うことを降らせる。 門:広める場所、出入り口。
- 経絡の流れが(体の中に)入る形(右回り)になっている。補穴。
- 体の気は自然界の規律に触れることで調整する。
- 自然界の規律・体の公約が入りやすい場所。つまり正気が入りやすい。
- 天府(てんぷ)
- その人の一日の様子が現れる場所。
- その日流れる経絡の長さを調整する。
- 時間的調整を行うとき使う。
- 無呼吸症、いびき、潮熱、息切れなどに使う。
- 侠白(きょうはく)
- 侠:挟み入れる。白:あきらか、きよらか。あきらかなるものをはさみいれる。
- 対症療法をする所。症状を緩和する場所。補う場合の助穴。
- 豊胸。
- 尺沢(しゃくたく)
- 尺:測るもの。沢:うるおい、水の状態。
- 体の中の水行を測る場所。
- 微妙な調節に使う。
- 咳
- 孔最(こうさい)
- 列缺(れっけつ)
- 列:ならんでいる。缺:かたよっている。
- 流れが偏っている、違う経絡に溢れて流れ出ている場所。
- 体の奥に行く流れを食い止めることができる場所。
- 陽経の力を補っておいて分断すると、邪気を打ち消すことができる。
- 経渠(けいきょ)
- 変わらない流れ。
- 動かないツボ。深いツボ。
- 深いツボを使うには明快な意思が必要。
- 太淵(たいえん)
- 流れが更に深くなる。
- 流れが弱くなると体の中の力を得ようとして深く入るようになる。
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- 魚際(ぎょさい)
- 深いところで、命を受けて(力を得て)浮いてきたという意味。
- 邪気を抜ける場所。
- 少商(しょうしょう)
- 弱い
- 弱い状態に治める場所。
- ここに圧痛・熱感がある場合、魚際に邪気がある。→魚際で瀉法。